恵法寺行事 催し物コーナー

琉球王朝伝統芸能 三 線 演 奏 さんしんえんそう




独特な節回しの響き、三線が恵法寺本堂に於いて百余名の聴衆を前に賑やかに演奏されま
した。沖縄三線普及協会山梨支部のメンバーと沖縄からわざわざ駆けつけてくださった岡田さ
んも加わり十数曲。参加者も知っている曲もあり、自然と体で拍子をとってしまう。中には踊り
始める人もいるほど不思議な魅力のある音と演奏でした。
 (尚、岡田さんはこのあとテレビ出演をして沖縄に帰られました)
清(せい) 興(きょう)
琉球王朝伝統芸能 心いやす音色 「三(さん) 線(しん) 」
 演 奏 沖縄三線普及協会山梨支部「めんそーれ (よ う こ そ) 」
 曲 目 
 安里屋(あさどや)ゆんた・十九の春・二見情話・肝(ちむ)がなさ節・砂辺の浜
黒島(くるしま)口説・ヒヤミカチ節・てぃんさぐぬ花・花・豊年音頭・唐(とう)船(しん)ドーイ


 寺庭よりこんにちわ 
 自分の中の「ほんものの私」 
恵法寺 寺庭婦人 長崎久美子  

   いきなりですが、『清興(せいきょう)』って、なんのことかご存じですか?「知ってるよ」「なに、
それ?」という方も……。
  清興とは、利欲を離れ俗塵を去った風雅な楽しみ、品のよい遊び。と、辞書にあります。
恵法寺で行う法要、法話の次に「清興」を行いました。
 心いやす音、「三線(さんしん)」を、沖縄三線普及協会山梨支部「めんそーれ」(石川幸会長ほ
か)のメンバーの方々が、演奏披露しました。
 NHK朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」で、父親役の堺正章が、よく弾いていた楽器です。
今、民族楽器「三線」が静かなブームになっているようです。
 三線普及協会のメンバーには、教師、会社員、老人福祉施設職員、沖縄料理店女将等々、
それぞれ職業を持った方々がいます。心に響くこの楽器の音色に魅せられた人たちばかりで
す。その中の代表石川幸さんは、1995年から観光旅行で行った沖縄へ足を数回運び、三線
普及協会長の比嘉憲司さんの息子憲龍さんに弟子入り、同協会から山梨支部の旗揚げを認
められた行動派。
 そして、石川さんの友人の岡田清美さんは、2000年3月に、8年間務めた県庁を退職して、
沖縄県の那覇へ、「三線移住」をしてしまいました。慣れ親しんだ居心地のよい場所を乗り越え
るようにして、自分の人生の選択をしたのです。
 そんな岡田さんの思い切った行動に刺激されたメンバーは、三線について学び日々活動して
います。
 人は、自分なりに、自分の生き方をいつも問うて生きているのだと思います。自分を新しいレ
ベルにひきあげる、自分の中の「ほんものの私」を幸せにできるように……。
 4月13日は、そんな熱い思いの岡田さんも沖縄からわざわざ恵法寺のために来てくださいま
した。
 当日は、本堂で法要。そして、泉応寺住職の大坪宣海上人の法話。続いて、清興。
このような機会に「ほんものの私」を見つめてみませんか?    
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